就業規則は何故必要なのか?その役割はどのようなものでしょうか。
就業規則とは、職場における雇用管理全般についてのルールを定めたものです。
企業においても職場秩序を保ち、労働能率を高め、企業経営を発展させるためには、一定の職場規律や労働条件を統一的、画一的に定めた就業規則が必要になります。
職場においては、使用者(社長だけでなく、労働者からみて上司にあたる部長や課長なども含みます。)と社員との間で、労働条件や職場のルールについて理解が食い違い、様々なトラブルが発生することがあります。
・非正規雇用の退職金トラブル
・定年後の再雇用に関してのトラブル
・解雇トラブル
・残業代未払いの請求トラブル
・転勤や出向命令に応じないトラブル などなど
このような問題やトラブルを防ぐためにも、労働時間や休日、休暇、人事異動、服務規律、懲戒免職や解雇、定年、賃金や退職金などについて、きちんと会社としてルールを定めることが大切です。
そして、社員にも就業規則を周知させておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。
また就業規則は、社員に対する待遇や処遇を公平かつ明確にし、経営を効率的に行うことにも役立ちます。
就業規則は、「使用者と労働者の信頼関係、共通理解の基盤を築くもの」と考えてみると、就業規則の重要性に気づくと思います。
コメント